少女監禁、なぜ児童相談所は介入しなかった…入学から2年、中学校と連絡取れず、不登校を把握していたのに
2026-05-28 HaiPress
東京都多摩地区の自宅押し入れに当時中学生だった少女を監禁したとして家族4人が逮捕された事件で、少女は3年間公立中学校に通っていなかった。学校が家族と連絡を取れたのは、入学してから2年後。児童相談所も不登校を把握していたが虐待疑いでの介入はしていなかった。関係機関の動きは十分だったのか。(米田怜央、今坂直暉)
◆母親は逮捕前「しつけのために押し入れを改造した」
警視庁は逮捕監禁致傷などの疑いで、両親と長兄、次兄を逮捕した(次兄は傷害と逮捕監禁罪で起訴済み)。逮捕容疑では1月下旬、鍵付きに改造した押し入れに少女を複数回拘束し、床擦れや低体温症にしたなどとされる。捜査関係者によると、少女には軽度の知的障害がある。

少女は搬送時、骨折痕や多くのあざのほか、テープで体を巻かれた痕もあった。兄弟の1人は「過去に父親から暴力を受け、指示に逆らえなかった」と供述。両親は逮捕直後に容疑を一部否認し、その後は黙秘しているという。母親は逮捕前の聴取に「昨年9月ごろ、しつけのために押し入れを改造した」と話しており、警視庁は少なくとも同月ごろから両親主導の虐待が常態化していたとみている。
◆中学校入学以降、担任らは少女と連絡つかず
中学校の関係者によると、少女は小学生の頃から不登校期間が長く、中学校入学以降は一度も登校しなかった。担任らは毎月、電話や家庭訪問をしたが2年間連絡が付かず、不登校理由も把握できなかった。
中学校側が初めて電話で母親や少女と話したのは昨年4月。「少女は登校に前向きだった」というが、直接は会えず、担任らが初めて自宅前で面会したのは12月上旬だった。少女は痩せていたものの、けがはないように見えたという。母親はその場で「娘が反抗期だ」と話し、以降は再び少女らと会えなくなった。
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